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2018.11.20
これぞ映画史に残る傑作『アリー/スター誕生』
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実は『アリー/スター誕生』を見る前から今年のベストワンになる予感がしていたのですが、これが見事に的中してしまいました。試写の後は余韻を引きずりすぎてどうやって家まで帰ったのか思い出せないほどで、それ以来、作品資料をむさぼり読み、サントラをむさぼり聴いて、幸せに浸っています。
本作の元になった『スタア誕生』は1937年に公開され、54年にはジュディ・ガーランド主演でリメイク、76年にはバーブラ・ストライサンド主演で再リメイク、今回は76年版を現代に置き換えた4度目の映画化となります。当初はクリント・イーストウッド監督がビヨンセを主演に進めていた企画だったところを、イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』に主演したブラッドリー・クーパーが引き継ぎ、監督のみならず脚本、製作、そして主演も務めるという鮮烈なデビューを飾りました。
クーパーが演じるのは世界的スーパースターのジャクソン。彼は、レディー・ガガ演じる歌手・アリーと出会ってたちまち恋に落ち、映画の前半ではこの二人が徐々に距離を縮めて心を許し合うようになる過程が、至近距離でじっくりと描かれています。観客は、アップで捉えられた表情のかすかな動きに没頭しているうちに、二人の親密さが自分の体にも染み込んでくるような不思議な感覚を味わいます。アリーはその後、ジャクソンの後押しで一気にスターダムを駆け上り、ジャクソンはそれと反比例するように頂点から転げ落ちていくのですが、これがまるで二人の人生の中に放りこまれたかのような感動的な映画体験なのです。
そして何といっても、音楽シーンが素晴らしい!曲はもちろん、クーパーとガガのパフォーマンスは圧巻の一言です。クーパーは撮影前の6か月間・週5日を歌のレッスンに捧げ、国民的人気歌手のカリスマ性を完璧に体現しています。さらにライブシーンのヴォーカルは、あえてハードルが高い生歌での撮影に挑んでいて、録音に口パクだったら絶対にできないような純度の高い感情表現にもう我を忘れて引き込まれてしまいます。
それにしてもブラッドリー・クーパーは、イケメンで俳優としての才能もずば抜けているのに、歌も超絶上手くて監督としても天才だなんて、かっこ良すぎです!鑑賞後は私のように悶絶する人が大量発生すること間違いないでしょう。どうかお見逃しなく!
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
(フォーラムシネマネットワーク番組編成 橋浦綾)
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