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メッセージ from フォーラム

『SING シング』『パッセンジャー』『3月のライオン』

2017.2.27

 

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(C)Universal Studios.

『SING シング』公式サイトはこちら

 

 2月24日(金)から『ラ・ラ・ランド』の上映が始まり、最初の3日間に全国で40万人が観るという大ヒットスタートになりました。最終的には全国で500万人以上の超大ヒットになると思われます。一方、今日発表された第89回アカデミー賞では、監督賞・主演女優賞・主題歌賞・作曲賞・美術賞・撮影賞と最多6部門受賞しました。

 私は試写で1回、フォーラムで始まってから1回観ましたが、映画史上に残る傑作であると確信しました。史上最年少受賞となった監督のデイミアン・チャゼルは、前作があの『セッション』ですから、ただのメロドラマにはなっていません。ワサビのきいた大人の映画になっています。ぜひお楽しみください。

 

 さて、3月は超大作がどしどし公開される激戦になっていますが、私のイチオシは『SING シング』です。私は字幕版で観ましたが、先ほど完成した吹替版は”歌”もしっかり吹き替えているようで、とても楽しみです。とにかくドラマが面白くて楽しめます。

 そしてもう一本、『パッセンジャー』が凄い。120年間眠ったまま旅を続けるはずの宇宙船で、なぜか90年も早く目覚めてしまった2人の男女。このままでは目的地に着く前に自分たちの寿命が尽きてしまうという、おそろしい設定です。何故目覚めたのか?宇宙船はどうなるのか?かなりサスペンスフルな映画です。

 日本映画のイチオシは『3月のライオン 前編・後編』です。中学生でプロ棋士となった少年の成長物語ですが、サイドストーリーの”いじめ”もかなりリアルで圧倒されました。大友啓史監督の最高傑作が誕生したと思える傑作です。勝負の舞台として、盛岡や山形の山寺が登場します。

 『サクラダリセット』は、女子高生の恋愛映画が大はやりの中で、恋愛映画でないところが新鮮に感じられました。

 

 短期間上映の作品は地区によって上映の有無はありますが、『マリアンヌ』『未来を花束にして』『息の跡』はぜひお見逃しなく。

 

 2017年2月27日

(フォーラムシネマネットワーク 代表 長澤裕二)

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