メッセージ from フォーラム
『ダンガル きっと、つよくなる』『友罪』『犬ヶ島』
2018.4.23
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(C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016 (C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
今月のイチオシは『ダンガル きっと、つよくなる』というインド映画です。これまで何本もインド映画を観たことがあるという映画ファンはもちろん、まだ1本もインド映画を観たことがないという人にも自信を持ってオススメできる、大娯楽映画です。笑いはもちろん、観る人すべてを涙々の大感動が襲う、最高の映画です。映画を楽しみたい方ならどなたでも満足いただける絶対の自信があります。
日本映画のイチオシは『友罪』です。2月に1回目の試写を観て、600ページに及ぶ原作を読破し、そして先日2回目の試写を観るほどこの映画に没頭しました。というのも、『友罪』こそ映画が先になりましたが薬丸岳の小説はほとんど全部読んでいる大ファンなのです。彼の一貫したテーマは、少年犯罪、もしくは罪を犯してしまった人の"その後"なのです。テーマは重く、笑えませんし、軽い気持ちでは観られません。でもぜひ、逃げずに観てください。この映画と格闘してください。こんな映画をヒットさせられる映画館になることがフォーラム創業からの夢ですから。『ダンガル』で泣き、『友罪』で呻吟してください。このページを読んでくださる方への私からのお願いです。
今月のイチオシ3本目は『犬ヶ島』です。『グランド・ブダペスト・ホテル』『ファンタスティック Mr. FOX』の天才監督ウェス・アンダーソンが日本に愛を込めて描いたストップモーション・アニメです。映画作家ウェス・アンダーソンのファンは当然この映画を観ると思いますが、ウェス・アンダーソン史上、最大のヒットとなるのは間違いない映画です。逆にさかのぼって彼の過去作が観たくなる人が続出する映画だと思います。彼の作品を見逃している方はこの機会にぜひ、彼の全作品を御覧ください。
今月は他にもたくさんおすすめしたい映画はありますが、この3作にとどめたいと思います。本当にあまりに突出した3作なので。
2018.4.20
フォーラムシネマネットワーク 代表 長澤裕二
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