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メッセージ from フォーラム

『カメラを止めるな!』の大ヒットを止めるな! 秋は日本映画にご注目ください。

2018.8.24

カメラを止めるな! マンマ・ミーア!ヒア・ウィ・ゴー

▲画像をクリックすると映画の公式サイトが表示されます

 (C)ENBUゼミナール (C)Universal Pictures

 

 『カメラを止めるな!』もうご覧になりましたか?6月に東京の小さな小さな映画館2館で上映が始まり、連日、毎回満席ということが話題を呼び、異例の拡大公開になり、新宿や日比谷の一番大きなスクリーンのチケットすら完売続出。さらに全都道府県120館以上の映画館に拡大され、その"感染力"が社会現象としてニュースに取り上げられるなど、異例ずくめの大ヒットとなっています。この数日は、監督が参考にした舞台の作者との「原案」「原作」騒動など、話題が話題を呼び、もはや社会現象と化していると言っていいでしょう。その"感染力"の源となっているのは、作品の面白さばかりではなく、間違いなく映画への愛が溢れているからだと思います。まだご覧になっていない方は一日も早くご覧になって"感染"してください。もう"感染"してしまった方は何回でもお楽しみください。

 

 さて、『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』と『ジュラシック・ワールド 炎の王国』で幕を開け、『インクレディブル・ファミリー』『ミッション:インポッシブル フォールアウト』と見ごたえのある映画が多かった2018年の夏も、今日から始まった『検察側の罪人』と『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』をトリに秋に突入します。

 マンスリーガイドの表紙はその月のイチオシの作品が選ばれますが、『検察側の罪人』を表紙にしている地区が今月3地区もあります。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が1地区。『カメラを止めるな!』が1地区。『散り椿』が2地区あります。今月のオススメももちろんこの4作品はご覧頂きたいと思います。

 『検察側の罪人』は、原作を読んだときからその衝撃的内容に圧倒されましたが、やはり観るべき映画だと思います。検察官とは普段ほとんどお付き合いはありませんが、正義を振りかざせる立場にあるだけに、実際にこんな検察官がいたら…と恐ろしくなります。ある意味衝撃作ではあります。

 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』はハッピーな映画です。続編としてはちょっと時間がたちすぎた感はありますが、巧みな脚本・演出と、そしてもちろん歌と踊りで前作以上に楽しめます。ぜひご覧ください。

  『散り椿』(9月28日(金)公開)は葉室麟の重厚な原作を、木村大作監督がより重々しく描きました。侍の時代の人間たちの生き方は大変だ!と思います。

 『プーと大人になった僕』『響ーHIBIKIー』の2本は来週試写を見ることになっています。

 

 上映サイトは少ないのですが『君の膵臓をたべたい』(9月1日(土)公開)は昨年の実写版以上に泣けましたし、『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日(金)公開)も泣ける感動映画になっています。

 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日(金)公開)は韓国映画のリメイクですが、コギャルもルーズソックスも、もう歴史になったんだなと、変なところで感心してしまいました。

 

 それにしても『カメラを止めるな!』はどこまで広がるのか。フォーラムは9月にスタートする那須塩原も含めて、全サイトで上映しています。

 映画生活を楽しみながら、フォーラムの上映活動への支援を重ねてお願い申し上げます。

 2018.8.24

 

<追記>

 『響ーHIBIKIー』と『プーと大人になった僕』の試写をようやく観ることができました。

 『響ーHIBIKI-』(9月14日(金)公開)の上映サイトは盛岡、ソラリス、那須塩原の3館と少ないのですが、主人公の響がまるで原作のマンガから飛び出してきたようにピッタリで、これは予想以上にヒットするのではないかと思いました。

 『プーと大人になった僕』(9月14日(金)公開)は真面目に仕事と人生を考えるような映画で、つい私たちの会社のスタッフたちの人生に思いを致してしまいました。

 私は映画ファンのための映画館を創ろうと、創業の10年も前からこの仕事をしていますが、現場で働いている若い人たちは、私が7都市、10サイトものフォーラムを創ったことで、他の仕事を辞めたりしながら、生活と人生をかけてこの仕事をしています。会社の利益よりも上映する作品の質にこだわる運営方針もあり、決して"高給優遇"とは言えない待遇ですが、フォーラムの仕事の質を確保すべく、全員一丸となって取り組んでくれています。スタッフひとりひとりが、映画への思いと人生をかけて仕事をしていることを私は知っています。いつもありがとう、と言わせてください。

2018.8.28

フォーラムシネマネットワーク 代表 長澤裕二

 

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