思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。学内唯一の友人やバイト仲間とは、他愛もないことでふざけあう日々。ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合。会話が尽きない中、「今日の空が一番好きって思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。その言葉は半年前に亡くなった祖母の言葉と同じだった。ようやく自分を取り巻く世界を愛せそうになった矢先、衝撃の出来事が2人を襲う…。唯一無二のコント職人が小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説を実写化。