セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選Sergei Loznitsa Observing a Face in the Crowd
(C) Atoms & Void (C) Imperativ Film
ソヴィエト連邦の独裁者ヨシフ・スターリンの国葬、スターリンが国民を扇動した粛清裁判、ダーク・ツーリズムの観光地となったホロコースト現場。その時代、その場所で、〈群衆〉は何を見つめていたのか。鬼才セルゲイ・ロズニツァ監督の傑作ドキュメンタリー3作品がついに日本公開!
Ⅰ『国葬』(2019/オランダ-リトアニア/2h15)
1953年、ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンが死去。人々は「国父」の死を悼み、未曽有の規模の国葬が営まれた―。その一部始終を撮影した大量の未公開フィルムを基に、鬼才セルゲイ・ロズニツァが国葬の知られざる全貌を甦らせる。それは “社会主義国家” の真の姿の克明な記録でもある。
Ⅱ『粛清裁判』(2018/オランダ-ロシア/2h09)
1930年、指導者としての地位の確立を目指すスターリンが見せしめのために開き、8名の無実の学者が捏造された罪で裁かれた「産業党裁判」の法廷記録映像。権力に扇動されてスターリン台頭に熱狂する群衆の姿も重ねて映し出されるなど、独裁政権胎動の生々しく不吉な気配が震撼を誘う。
Ⅲ『アウステルリッツ』(2016/ドイツ/1h34)
第二次大戦中に多くのユダヤ人が虐殺されたベルリン郊外のホロコースト現場。この元強制収容所も、現在は世界各地から人々が押し寄せる観光地となっている。人類の負の遺産を観光地化する「ダーク・ツーリズム」を、ロズニツァの据えたカメラが淡々と、しかし冷徹に “観察” する。
予告編
※予告編をご覧いただけます。
- 【公開日】
- 2021年1月8日
- 【上映時間】
- 分
- 【監督】
- セルゲイ・ロズニツァ
- 【上映期間】
- 1/8(金)~1/21(木)予定
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- 【公開日】
- 2021年1月8日
- 【上映時間】
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- 【監督】
- セルゲイ・ロズニツァ
- 【上映期間】
- 1/8(金)~1/21(木)予定