枯れ葉Kuolleet lehdet
(C) Sputnik Photo: Malla Hukkanen
北欧フィンランドのヘルシンキで、アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは無事に再会を果たし、想いを通わせることができるのか―? 前作『希望のかなた』で引退宣言をしたアキ・カウリスマキ監督が突如カムバック。労働者三部作 (『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』) に連なる “四作目” と位置づけられた本作は、可笑しみと切実さに満ちた最高のラブストーリー。戦争や暴力がはびこる世の中で、それでもたったひとつの愛を信じつづける恋人たちの姿を通して、今を生きる希望を与えてくれる。
■第76回カンヌ国際映画祭 審査員賞受賞
■2023年国際批評家連盟賞 年間グランプリ
■第81回ゴールデングローブ賞 非英語映画賞・主演女優賞ノミネート
■第97回キネマ旬報ベスト・テン 外国映画第3位
アキ・カウリスマキ監督からのメッセージ 取るに足らないバイオレンス映画を作っては自分の評価を怪しくしてきた私ですが、無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、そして他人や自然といった全ての生きるものと死んだものへの敬意、そんなことを物語として描くことにしました。それこそが語るに足るものだという前提で。 この映画では、我が家の神様、ブレッソン、小津、チャップリンへ、私のいささか小さな帽子を脱いでささやかな敬意を捧げてみました。しかしそれが無残にも失敗したのは全てが私の責任です。 |
予告編
※予告編をご覧いただけます。
- 【公開日】
- 2024年1月5日
- 【上映時間】
- 81分
- 【監督】
- アキ・カウリスマキ
- 【撮影】
- ティモ・サルミネン
- 【出演】
- アルマ・ポウスティ/ユッシ・ヴァタネン/ヤンネ・フーティアイネン/ヌップ・コイヴ/マウステテュトット
- 【上映期間】
- 1/5(金)~3/7(木)
- 【公開日】
- 2024年1月5日
- 【上映時間】
- 81分
- 【監督】
- アキ・カウリスマキ
- 【撮影】
- ティモ・サルミネン
- 【出演】
- アルマ・ポウスティ/ユッシ・ヴァタネン/ヤンネ・フーティアイネン/ヌップ・コイヴ/マウステテュトット
- 【上映期間】
- 1/5(金)~3/7(木)