クリエイターの武藤将胤さんは、大手広告会社で広告プランナーとして働いていたが、27歳のときに全身の筋肉が徐々に動かせなくなる進行性の難病ALS (筋萎縮性側索硬化症) と診断される。絶望しかけた将胤さんだったが、ALS患者の未来を明るくするアイデアを実現させようと決意する。将胤さんは、彼の発病を知った上で結婚した妻・木綿子さんに支えられながら、ALSの啓発やALS患者が目の動きを使ってコミュニケーションが取れる装置の開発などを始める。全身の筋肉が衰え、身体が動かせなくなる難病ALSに冒された武藤将胤と妻・木綿子が愛と科学で病気に立ち向かう姿を追ったドキュメンタリー。ALSを治療できる日が来ると信じて活動を続ける武藤夫妻の限界なき挑戦の日々。ナレーションを『そして、バトンは渡された』の石原さとみが担当。