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2017.8.16
音楽とシンクロする革新的な映画『ベイビー・ドライバー』
FORUM SELECTION
待ちに待った話題作がついに公開されます。表向きはカーチェイスと純愛を散りばめたクライムアクションですが、実は音楽のビートや歌詞とシンクロするように台詞や行動が振付け・編集されているという、とにかく見ないとこの面白さが分からない、映画愛と音楽愛に溢れた作品です。
タイトルの『ベイビー・ドライバー』は、本編 のエンドクレジットでも使われるサイモン&ガーファンクルの同名曲からとったのだと思いますが、主人公の名前が「ベイビー」で、彼は天才的な運転テクニックを買われて強盗団の逃走車の ドライバーをしています。幼い頃の交通事故のせいで耳鳴りがやまず、それをかき消すためにいつも音楽を聴いているというミステリアスな男の子です。
まず観客の度肝を抜くのは冒頭のカーアク ション。ベイビーが iPodで聞く「ベルボトムズ」というハイテンションの曲に、車のギアチェンジ、排気音、急ターン、そしてパトカーのサイレンなどが華麗にシンクロします。アクション映画では見慣れたはずのカーチェイスが、音楽のグルーヴとぴたっと重なることで不思議な快感をもたらします。
続くオープニングクレジットでは、ベイビーが「ハーレム・シャッフル」という R&Bの曲を聴きながら通りを歩いてコーヒーを買いに行くのですが、彼だけではなく街中の人や車までもが歌詞とリズムに合わせてワンカットで振り付けされているという、もうこれは『ラ・ラ・ランド』のようなミュー ジカルの進化系とも呼べるシーンです。歌詞は卑猥ながらも、振付けは洗練されていてとってもエレガント。そしてこの後も、次々と印象的なシーンが繰り出されます。
本作で脚本・監督を手掛けたエドガー・ライトは映画ファンの間ではすでに知られたイギリスの監督で、今回が満を持してのハリウッドデビューです。ベイビーを演じるのは、191センチの長身でありながら、文字通りのベビーフェイスで人気急上昇中の若手俳優、 アンセル・エルゴート。そしてベイビーが恋に落ちるキュートなウエイトレスを演じるのは『シンデレラ』での輝きが記憶に新しいリリー・ ジェームス。脇を固める怪優ケヴィン・スペ イシーが強盗団の不気味なリーダーを嬉々として演じているのも楽しいポイントです。
公開は8月19日。お見逃しなく!
(c)2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserve d.
(c)2017 TRISTAR PICTURES.INC.ALL RIGHTS RESERVED.
(フォーラムシネマネットワーク番組編成 橋浦綾)
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