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2023.2.19
『銀鏡 SHIROMI』赤阪友昭監督×坂本大三郎さんアフタートーク付き特別上映
宮崎県・銀鏡(しろみ)の里に500年以上前のいにしえより伝わる「銀鏡神楽」。毎年銀鏡神社の例大祭で夜を徹して舞い続けられている「星の神楽」とも呼ばれるその神楽と、限界集落の村で神楽を守ろうと生きる人々の暮らしを丁寧に記録した傑作ドキュメンタリー映画。神楽と生きる村人たちの暮らしを自然豊かな銀鏡の四季とともにめぐりながら、星と人とのつながりを描き出す。(2022/日本/1h53)
赤阪友昭 監督
写真家、映画監督、プロデュサー。1963年大阪市生まれ。阪神淡路の震災を機に、狩猟採集や遊牧の暮らしに興味を持ち、モンゴルや北極圏など辺境への旅をはじめる。雑誌への写真と文の寄稿、テレビ番組の制作や公共施設での写真展やプログラム制作、国際文化交流プロジェクトのプロデュースなど活動は多岐にわたる。東日本の震災後は、福島の立入制限区域内の撮影を続け、記録映像を福島県南相馬市と共同制作する。映画関係では、ドキュメンタリー映画「新しい野生の地–リワイルディング」(オランダ)の日本語版を制作し、日本全国で劇場公開する。2009年より写真ギャラリー「photo gallery Sai」(大阪市福島区)を主宰。写真家で1996年に亡くなった星野道夫氏とは生前から交流があったことから、彼の死後、その遺志を継ぐようにアラスカの先住民と交流を続けてきた。特に星野道夫の盟友で先住民クリンギットの神話の語り部であるボブ・サム氏とは親交が深く、2000年12月にはアラスカ先住民族クリンギットの古老エスター・シェイを含む6名を日本に招聘し、「神話を語り継ぐ人々」と題した国際文化交流プロジェクトを共に開催する。このプロジェクトで、北海道のアイヌとの神話に関する文化交流や明治神宮での神話のストーリーテリングなどの統括責任者を担う。エスター・シェイは、クリンギットとアイヌの間に民族的な繋がりがあることを感じており、星野道夫氏は、その出会いを強く望んでいたという。また、2008年8月には星野道夫のためにアラスカ州シトカに彼のトーテムポールを立てるプロジェクトも実現する。このトーテムポールは、アラスカのクリンギットの人々に加え、日本からの数十名のボランティアや現地シトカの賛同者らがロープを引いてクリンギットに伝わる伝統的な手法で立てられた。星野道夫のトーテムポールは今もシトカの海辺で日本を向いて立っている。
坂本大三郎さん
千葉県生まれ。自然と人の関わりの中で生まれた芸術や芸能の発生、民間信仰、生活技術に関心を持ち東北を拠点に活動している。著書に『山伏と僕』(リトルモア・2012)、『山伏ノート』(技術評論社・2013)、『山の神々 』(株式会社 エイアンドエフ・2019)等。芸術家として、山形ビエンナーレ(2014、2016)、瀬戸内国際芸術祭(2016)、札幌モエレ沼公園ガラスのピラミッドギャラリー『ホーリーマウンテンズ展』(2016)、石巻リボーンアート・フェス(2020、2021)、奥大和MINDTRAIL(2021)、documenta15(ドイツ、2022)等に参加。
〈銀鏡 公式HP〉https://shiromi-movie.com/
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